飛行老人の飛行機話

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カテゴリ: 南アフリカ

 天気が悪い為南アが続きます。
 今はインターネットで事前にプログラムが公表されて、あらかじめ何が出るか飛ぶかは判るのですが当時は行って見ないと判らない、サプライズも期待できました。
 そんなひとつはT-6が飛んだ事、しかも編隊で。
日本では空自、海自でも練習機として飛んでいたものの既に1970年代に退役して飛んでる姿を見たのはごくわずかでした。それから25年も過ぎた1995年に未だ現役で飛んでいたとはね。
 後継のPC-7も飛んでいたので丁度移行期だったらしくラッキーでした。
現地で購入した75周年記念写真集にはなんとT-6の50機編隊の飛行写真が出ていました。私が見た最大編隊は築城の航空際で見たハチロクの16機でした。
 今後はまず見る事は出来ないでしょう、50機編隊見たかった。

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 今日はシルバーファルコンのインパラの後継機になったピラタスPC-7。
以前の基礎訓練機のT-6の後継機らしいですが今ではしっかりインパラの後継機としてアクロ飛行を披露しているようです。
 この時は編隊でのパスだけでした。個人的にはBAe”ホーク”にシルバーファルコンの後を継いで欲しかったのですが。
 燃費を考えると仕方が無いかも知れませんね。
そういえばわが空軍のアクロチームも本来の戦技研究の方は目的から外れてしまったので維持費用を考えるとT-7に機種変更したほうが良いかも知れません。
余った費用は第一線部隊の方に振り向けたほうが費用対効果が良いでしょう。
 まあお役所の習性として一度出来た組織はなかなか縮小出来ないという既得権みたいなものがあるから期待できないでしょうね。

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 その3が続きます。
 南ア空軍のアクロチーム”シルバーファルコン”5機の”インパラMk1”MBB326Mを
ライセンス生産した機体です。
 午前中の演技で離陸は3+2の編隊でしたがかなり高めでした。
5機編隊で演技内容はいまいち、機体塗装も寒色系、スモークも青系統と冴えなかったですが、今となってはもう見られない機体なので良しとしましょう。
 現在は後継のピラタスPC-7が飛んでるそうです。来年の航空ショーでは飛ぶでしょう、興味のある方は出かけてみては如何?

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 その2は今回のエアショーの目玉、といっても現地で初めて判った、チーターのスペシャル塗装機。こちらは地上展示されずフライトのみ、悪い事には飛んだのは午後の逆光時間、転がりも反対側なので順光では撮影できず、涙。
 離陸とフライトはとりあえずB&Wで撮ったのでポジは着陸だけでした。
チーターはそのスタイルからも判る通りイスラエルのクフィールの発展型、といってもほとんどの人は見た事が無いでしょうね。一時は USMC でアグレッサーとして運用、今はもしかして民間の関連サービス会社で飛んでいるかも。
 クフィールはこれまた仏のミラージュⅢのイスラエルでの発展型で兄弟の様に見えます。
 このスペシャルにはこれまた悔しい思い出、ふとひらめいて展示機のパイロットに話しかけてコダクロームと郵送費を渡して後で順光で撮って日本へ送ってねと頼んだのに梨のつぶて
 メインイベンターが登場したのでもしかしたらこの続きは無いかも...

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 通常型は期待していた砂漠迷彩ではなく、濃いグレーのロービジ塗装で残念。
まあ撮れてだけでも良しとしましょう。

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 1995年10月にヨハネスブルグへ行ったのは勿論観光では有りません、南ア空軍75周年航空ショーがあったからでした。
 当時はインターネットなどという便利なものは普及しておらず、情報はもっぱら欧州の航空誌に頼っていました。春先の英国の航空誌でこの日程を見つけて75周年記念と銘打っているので中身は良さそうだなと友人と話していましたが、私としては地球の裏側に近いところまで行ってハズレではねとあまり乗り気では無かったのですが友人のW君はかなり乗り気でそれでは行ってみるかと重い腰を上げました。
 記事にあったウオータークルーフという地名を南アの地図でやっと見つけ、航空券とレンタカーの予約も無事済ませてシンガポール経由のSQ便で成田を昼頃に出発して現地へ着いたのは現地時間の午前6時ごろ、まる1日かかりました。
 空港の案内所で航空について聞いても判らないとの返事。
それでは乗り継ぎ便で現地へ行くかと国内線のチェックインカウンターへ移動。
 途中現地航空会社のクルーと思われる2人組に遭遇したので念の為に話しかけてみるとそのエアショーなら知っているよ、ここから北へ車で1時間ほどの首都プレトリアの手前だよとの事。
 さあ大変、2人組にお礼もそこそこにチェックインカウンターへ行き乗り継ぎ便をキャンセル、レンタカー会社へ行ってこちらも変更手続き、危ない危ないでした。
 航空ショー名イコール地名と思い込んでケープタウンとの中間地点付近にある地名と勘違いしていたのでした。たまたまそこには飛行場もあり定期便が飛んでいたのも勘違いの元でした、ネットの無い時代のお粗末でした。
 もしそこへ行っていたら航空ショーらしき雰囲気も無くあれどうしたの?状態だったでしょうね。
 その後はヨハネスブルグ編に続きます。午前中空港周辺で撮影、午後はロケハンでショー開催のウオータークルーフ基地へ向かいました。交通は日本と同じ左側通行で運転は楽でした。
 途中宿を探しながら行くも宿そのものが少なくあっても満室、とりあえず現地の入り口まではルートを確認、この後は本格的に宿探し、来た道を逆戻り、ヨハネスブルグ市内まで戻ってしまいました。
 道路を走りながら、確かF1とかいう宿の看板を発見して聞いてみると空室ありとの事ヤレヤレでした。
 前置きが長くなりましたが、エアショーに行きます。
初日の10月6日は曇り空なので割愛、7日の画像、オープニングではヘリの3機編隊、アルエットⅢとピューマの改造型オリクスと南ア開発の攻撃ヘリ、ローイヴァルクが空軍旗、国旗をぶら下げてパス。
 次はピラタスPC-6が75周年の吹流しらしきものを曳いてパス。
その後75周年スペシャルハークが、この機体は後年RIATに出場した事も有るので見かけた人もいるはずです。

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