1998年7月から香港では啓徳からチェックラップコックへ空港が移転するというので啓徳が閉鎖前に何回か訪問しました。
最後に訪問した際には有人に500mmレンズを拝借して担いで行きました。
お目当ては香港カーブを撮る事、何文田という九龍地区にある丘の上へ。麓までは路線バスで、かなり急な坂道を汗をかきながら登ると眼下に飛行場が見渡せます。
北のほうへ目をやるとランウエイ13に着陸する機体が目に入ります。
13への着陸は西からランウエイエンド北にあるチェッカーボードと呼ばれる赤白のダンダラ塗装の壁を目指して進入、チェッカーボード手前で右旋回してランウエイにアラインする手順です。
こちら側にはILSが設備できませんがIGS(インストールメントガイダンスシステム)があり視界不良時の手助けシステムが有りました。
チェッカーボード左側に見える赤白の鉄塔。
キャセイのパイロットに聞いたところによると地元で慣れているので低めに入ってきてチェッカーボード手前ギリギリで右旋回、ファイナルを長めにとるとの事、他社に比べると捻りが少なめです。
これに対して慣れていないパイロットは高めのアプローチ、捻りも大き目です。
撮影するほうとしてはこちらのほうが嬉しいですがパイロットは冷や汗ダラダラだったでしょうね。
日没寸前で露出が無く、この頃はコダックも品質がかなり低下して発色が良くありません、コダクローム25の頃は良かったのですがね。
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