日にちが1日遅れてしまったが、昨日8月30日は朝方、タイトルのラジオ番組を聞いていたら、戦後初の国産旅
客機、YS-11の初飛行日49年目でした。
1962年のこの日、名古屋空港で関係者や一部のマニアが見守る中、無事に初飛行に成功したそうです。
当時はまだコンピューター等という便利な機械も無かった時代、手回し式の計算機で随分苦労したそうです。
私も何度かお世話になりました。初搭乗は空自入隊後、1968年4月、先任空曹に呼ばれ、おい明日体験搭乗
に行って来いと言われ、入間から西廻りの定期便に便乗しました。
ルートは確か、入間ー小牧ー板付ー新田原ー浜松ー入間で朝出て夕方帰りの1日がかりでした。
機体番号は記録にありませんが151~154の人員輸送型でした。
勿論カメラ持参で小牧では前年度に退役したF-86Dを数機、板付では横田ではめったにお目にかかれな
かった米空軍のEB-66等をしっかり撮影しました。
新田原ではついついマルヨンの撮影でYS-11へ戻るとエンジンを回していて、ロードマスターの某士長に
こっぴどく怒られました。乗り遅れたら次の定期便まで帰られない所でしたよ。((-_-;)
空自退職後は伊丹ー大村から始まり、伊丹ー北九州では何回か築城への日帰りもしました。
那覇からの帰りは奄美経由で鹿児島へ渡った事もありました。
その後月日は経ち国内線からの退役が徐々に始まり、ANKが北海道内で飛んでいた15年ほど前に羽田から
函館へ行き函館ー丘珠、丘珠ー稚内往復に乗ったのが最後になりました。
自衛隊ではまだ飛んでいますが搭乗できるチャンスは無いでしょうね。
来年は節目の50周年ですから名古屋で50周年のイベントを企画して欲しいですね、勿論フライトありでね。
2008年は美保基地開設50年とかで記念塗装をしましたが天候不良により残念ながらフライトは中止でした。
日本での定期便からの引退はTCASが装備されておらず、改造費用がかなりかかるからと聞きました。
その後何機かがタイやフィリピンに渡り飛んでいましたが短い期間だったようです。
2008年1月、ドンムアン空港の西側貨物地区南端付近にタイトルを消された元ANKのYS-11が3機見られ
ました。今年も同じ場所だったようです。
レジが消されていないので未だ飛べる状態にあるかもしれません。