飛行老人の飛行機話

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カテゴリ: 昔の写真、香港

 この場所からはランウエイ13にラインナップする姿も撮れて一石二鳥だった。場所柄返還前だが本土からの便が多かった。当時は改革開放政策で航空会社も中国民航が解体されて雨後の筍状態になってマニアを喜ばせたが、再編成されて3社に集約されたが、最近はまた増えつつある。1991年に初めて香港へ行った際に足を延ばして広州迄行ったが行きは電車、帰りは中国民航のB737に乗った事があるが、今は高速鉄道が開通したのでもう路線は無いだろうね。
 中国西南航空のB737。

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 中国北方航空のMD90。

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 中国北方航空のMD80、後方の機体。

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 中国南方航空のB757。

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 中国東方航空のA300。

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 香港へ初めて行ったのは1991年4月だったが、新空港が出来て啓徳空港が閉鎖される迄はほぼ毎年、計9回も行って来た。ランウエイ13へ着陸する際にファイナルターンでの大きく右カーブする、いわゆる香港カーブに魅せられたからだ。丁度今から25年前の3月15日は8回目の訪問だった。閉鎖になったのは7月だったが4月が最後の訪問になった。
 最後の頃は飛行場周りを良い場所は無いかとウロウロしたが、適当な場所は無いかと探していたら、消防署から入った裏側にある高層団地の非常階段が良さそうだと検討を付けたら大当たり。ただ進入方向が見えないのでラジオが頼り、クリアトーランドの声を聴いたらカメラを構えるという体制を取った。勿論離陸機が居れば安心して離陸機に専念できた。地元キャセイ航空は慣れていたので早めに捻りを終えていたので面白みは少なかったが、慣れていない航空会社は最後まで捻ってくるので迫力がある絵が撮れたと思っている。

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 この場所は午前10時頃から順光になるが美味しい機体は夕方が多いのが難点だった・

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 豪快に捻るBAのB747ー400,30度位は捻っているだろうね。

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 何文田の丘へ行く前には何処か捻りが撮れる所はないかと着陸コースの近辺を探索しました。どう考えても地上からは建物が邪魔をするので高層ビルを探します。
 消防署の裏側に高層アパートを発見、非常階段が着陸コース側にあり撮れそうな感じでした。最上階まで登って廊下を抜けて非常階段の踊り場へ出ると大当たりでした。
 しかしここからは北側が見えないので何が来るか判らずラジオが頼りでした。
見えた頃にはかなり捻っていました。

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 1998年7月から香港では啓徳からチェックラップコックへ空港が移転するというので啓徳が閉鎖前に何回か訪問しました。
 最後に訪問した際には有人に500mmレンズを拝借して担いで行きました。
お目当ては香港カーブを撮る事、何文田という九龍地区にある丘の上へ。麓までは路線バスで、かなり急な坂道を汗をかきながら登ると眼下に飛行場が見渡せます。
 北のほうへ目をやるとランウエイ13に着陸する機体が目に入ります。
 13への着陸は西からランウエイエンド北にあるチェッカーボードと呼ばれる赤白のダンダラ塗装の壁を目指して進入、チェッカーボード手前で右旋回してランウエイにアラインする手順です。
 こちら側にはILSが設備できませんがIGS(インストールメントガイダンスシステム)があり視界不良時の手助けシステムが有りました。
チェッカーボード左側に見える赤白の鉄塔。

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キャセイのパイロットに聞いたところによると地元で慣れているので低めに入ってきてチェッカーボード手前ギリギリで右旋回、ファイナルを長めにとるとの事、他社に比べると捻りが少なめです。

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 これに対して慣れていないパイロットは高めのアプローチ、捻りも大き目です。
撮影するほうとしてはこちらのほうが嬉しいですがパイロットは冷や汗ダラダラだったでしょうね。
 日没寸前で露出が無く、この頃はコダックも品質がかなり低下して発色が良くありません、コダクローム25の頃は良かったのですがね。

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 某BBSでB707の特集をしていましたが今日で終了しました。

 スキャンして残った画像から香港での画像を紹介します。

 香港啓徳空港と言えばランウェイ13への着陸の為に市街地上空を大きく右旋回するシーンが有名ですが、ランウェイの東側対岸も背景に香港島の市街地のビル群が写って私は好きなポイントでした。

 香港政府飛行隊の前の突き当たりは交通の便が悪くほとんどマニアを見かけませんでした。

 また31エンドは地下鉄の駅からはそんなに遠くありませんでしたがやはりマニアには出会いませんでした。

 晴れれば11時ごろには逆光になってしまうので条件が悪かったですが。

 イギリスの貨物会社、ヘビイリフトのB707は赤と青の塗装がきれいでした。レジはG-HEVY、語呂が良く合っていました。

 残念ながら撮影はこれ1回だけでした。

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