先日ウオーターボマーについて記述しましたが、今日はその運用について。
 
 ヘリコプターによる消火作業には消防庁のヘリと各道府県の防災ヘリが主に担当、大規模で対応しきれない時
 
 には自衛隊が参加しています。
 
 固定翼大型機の運用は費用面から見ても消防庁傘下に独自の組織を作るのは得策ではありません。
 
 水陸両用機を運用するならばやはり海上自衛隊に担当してもらうのがベストでしょう。
 
 しかし今の海自の洋上救難を主任務とする体制では不十分なので航空機、人員ともに大幅に増やす必要が
 
 あります。
 
 少ない予算の中でどうやってその費用をねん出するか?
 
 私は空自、陸自の特別輸送飛行隊の縮小、または解隊も考えては良いのではないかと思います。
 
 両飛行隊はバブル時代の金余り時代に日本のドル減らし対策として創設されたという経緯があります。
 
 B747の購入に関しても非常時における海外滞在の日本人避難輸送に対処するためと言われてきましたが、
 
 残念ながら使用された実績は無いようですね。
 
 どこかの地震の際にテントを運んだとの報道がありましたが、床下に積めるのはたかが知れています。
 
 輸送任務も考えるのなら半分貨物室のコンビニすべきでしたね。
 
 つい最近のエジプトの騒乱でも、政府専用機のB-747はスイスまで行っていながら、帰りにちょっと寄り道す
 
 ればチャーター機などという姑息な手段を使わなくて済んだのに、と思ってしまいます。
 
 イラクの騒動でも出動せず、トルコの友情に頼ってしまったのは残念です。
 
 また贅沢にも同型機をバックアップに飛ばしていますが、はたして必要でしょうか?
 
 今の航空機の信頼性は中曽根首相が外遊の際にJALのDC-10をチャーターした所、機材故障により大幅に 
 遅れて怒り心頭でバックアップも飛ばすようになったと聞いています。
 
 また今の日本の首相、多少時間に遅れて来ても全然影響は無いでしょう。1年ごとにコロコロ変わるので代役
 
 は誰にでも務まります。
 
 千歳基地ではせっせと乗員の訓練に飛んでいるのを見かけますが、実際の任務より訓練飛行時間の方が多い
 
 でしょうね。
 
 また陸自のヘリ部隊ですが、こちらもほとんど実任務の飛行は無いように思えます。年間で2桁の飛行時間が
 
 あるか疑問です。
 
 しかもこちらの機体は3機共に素人が見たら外観は判らない新型機に更新されていました。
 
 お隣韓国では見えを張ってか、長距離用にはチャーターを止めて専用のB747を導入したようです。
 
 さらに見えを張る尖閣で問題になった某国では何故かまだ民間機を使っています。実態はいつも同じレジで
 
 定期便には飛んでいないので専用機のようですが。
 
 いずれにしても大幅赤字の日の車の財政でやりくりする為には特別輸送航空隊は解散してその費用、人員を
 
 災害対策に向けた方が国民の為になると思うのは私だけでしょうか?
 
 次期か次々期総理を目指す行政改革担当者は専用機に乗って見たくて事業整理の俎上に載せたくないので
 
 しょうか?
 
 以上本日は本題から逸れてしまいましたが年のせいか、インターネット航空雑誌 ”ヒコーキ雲”の影響か辛口
 
 批判になってしまいました。(笑)
 
 B747-400、千歳基地
 
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 ECー225LP、木更津基地
 
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