飛行老人の飛行機話

Yahooからの引越しに伴いタイトルを変更

2020年07月

1980年代、大阪国際空港にはキャセイ航空がL100を運航していた。
1日2便、1便は香港直行、もう1便は台北経由だった。
どちらもA社の国内線よりも長距離なので重量が重く、離陸後の上昇率も良くなかったので、伊丹カーブを旋回する姿は見かけ上低く見えた。

N321EA、1985年12月。

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N316EA、1986年3月2日。

N316EA_R

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VR-HHL、1986年3月2日。

VR-HHL (3)_R

キャセイのL1011では香港ー成田で帰りにコックピット見学を申し込んだらOKが出て(多分大島辺り)、雑談をしていたら着陸まで居て良いよとなり成田のランウエイ16Rの着陸まで夜景を楽しませてもらった事があった。
今ではどう逆立ちしても無理だろうね。昔は良かった。(笑)



今日はL1011その5の予定だったが、何故か画像が取り込めない。
1989年2月6日に再度訪れたジョージで撮ったF-4GとF-4E。
F-4GはF-4Eとペアで行動するのが基本らしくこの時も両機が一緒に飛んでいた。
前回訪れた時はベトナム迷彩だったがこの時は制空迷彩、エジプシャン迷彩になっていた。
本来はレーダーサイト攻撃任務なのでシュライクなどのレーダーホーミングミサイルを装備するのだが、この時は”ナスビ、25ポンド訓練弾だった。

ジョージ198902060013_R

ジョージ198902060011_R

ジョージ198902060018_R

ジョージ198902060016_R







ポジをスキャンしたのでそちらから。

JA8516、1982/12/14 千歳空港36Rに着陸したところ、当時は政府専用機格納庫の北側にターミナルビルがあった。

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JA8507, 1982/12/12 現在は伊丹空港になったが当時は大阪国際空港と呼ばれた、RW33Lを離陸後中国自動車道の手前でレフトターンするところだが羽田便等の重量が軽い機体はどうしても仰ぐ感じになってしまう。

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JA8508, 1982/05/19 千歳のRW36Rにラインナップするところ、雲が切れて何とか日が当たった。

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JA8509, 1982/12/13 雪の残る千歳RW36Rにラインナップ。

JA8509CTS19821213_R






今日はエルテン独特のアンダーギャレー。
L1011は客室のスペースを最大限に活用する為に通常は機体前後や中央にあるギャレー設備を床下に配置した。離陸後専任のCA、たいていは新人がL2ドアーとR2ドアーの中間にあるリフトで下へ降りて作業、着陸前には定位置へ戻るという寸法である。

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アンダーギャレーでセットしたサービスカートをリフトで上へ上げ、サービス終了後は降ろして固定する。
従って機内サービス時以外は客室内にカートが無い為、カートが機内を走るという事態が避けられる。
設計当初はラウンジにという提案もあったようだが実現したという話は聞かなかった。
リフトから後方を見る。

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後方から前方を見る。

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右側にあるサービスドアー、今気が付いたが空撮用の窓にできたはずだが後の祭り。

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アンダーギャレーにまつわるエピソード。
ここには作業中にタービュランス等でシートベルトサインが点灯した場合に備えてリフト横にジャンプシートが装備されている。昔、最終便で伊丹から羽田へ帰るDHのCAが1人だけ客室からあふれてしまったが、誰かがアンダーギャレーにシートが有る事に気が付き定員外で便乗した事があった。ここのシートは緊急着陸した際に危険な為使用は禁止されている。勿論機長も知らないし、運行管理者もね。万が一墜落事故が起こったら身元不明者が1名という事で大騒ぎになったろうが当該便は無事羽田に着いている。めでたしめでたし。











外部は終わって、客室内へ。
通常使用するL1、左側前方入り口、それまでの機種と違って電動式で上方内側にスライドする。閉まるときは最下方まで下りてから開口部周辺に押し出すような形で気密性を高める。左上の赤いT字型が外側からの開閉装置。ドア上左角には経年変化でひびが入ったのか4枚ものパッチがあたっている。

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L1を入った所にあるパーテッション、サービスカーとは置けるがギャレー設備は無い。
黄色いのは非常用フラッシュライト、乗務員が携帯を忘れた時は点検に使っていたらしい。
下の緑色の筒状は携帯用酸素ボトル。

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内側から見た突き当りのR1ドアー、下方の膨らみは脱出用シュート、ボーイングに比べるとスマートだ。

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内側から見たL2ドアー。

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ゾーン1。

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ゾーン3。

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トイレ最前方左右に2か所、最後方にまとめて5か所あった。

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