飛行老人の飛行機話

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2010年06月

 今日は1982年のドイツへ行った時のミュンヘンでの撮影です。
 
 当時はまだ新空港は出来ておらず市内に近いリーム空港でした。この空港は滑走路をはさんで両側にに半円系のタクシーウェイが有るという独特な形をしていました。
 
 この空港の思い出はハンブルグからミュンヘンへのルフトハンザのB737でジャンプシートに乗せてもらったことでした。
 シュトットガルトに寄港した時にコーパイが出てきたので話をしたらジャンプシートOKをもらいました。今では考えられませんね。
 シュトットガルトをタキシング中に見た米陸軍のOV-1”モホーク”の列線は目に焼き付けただけに終わりました。
 
 ミュンヘンでは2機のB-707を見かけました。ジャーマンカーゴは日本にも来たことが有ったと思います。
エアフレットは胴体のラインがダンエアーに似ているので元ダンエアーかもしれません。
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 B737はルフトハンザと今は無きパンナムが撮れました。
 
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 この日はラッキーな事にサウジのガルフG3が撮れました。
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 ミュンヘン到着時には窓から逆光ながらエアロイドのカラベルも撮れました。
日本にも昔は中華航空、タイ航空のカラベルが来ていましたが私は残念ながら見られませんでした。
 
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 6月24日エーデルワイスを撮りに行った福島空港には国際線の定期便が2便ありました。
 
 アシアナ航空は月、木、土の3便と中国東方航空は木、日の2便飛んでいます。
 
 国内線はJALが昨年撤退後、千歳便はANAからAIR DOに変更して2便、伊丹からはIBEXが5便、デイリーで飛んでいますが木曜日以外は超ローカルですね。
 
 東方航空は早着したのでアシアナ航空が出発するまでタクシーウェイでスタンバイ、新人の管制官?が反対向きのプッシュバックを指示したらしく東方航空は遠廻りさせられ、おかげで御覧のような並びが撮れました。
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 アシアナ航空は通常A320かA321ですが今月は乗客数が多くB767にタイプチェンジされています。
個人的にはA321のスターアライアンスを期待していたのですが。
 
 でも離陸は山をバックに良い感じでした。
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 夕方のAIR DOのB737はこれも残念ながら期待していたベアドーではありませんでした。
 エーデルワイスを撮った位置で待っていたらやはり早めに浮いてしまいました。
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 1982年頃は今のように航空機制作会社が倒産、合併しておらずいろいろなタイプの飛行機が飛んでいました。
 
 Bー737やDC-9も増えていましたがまだまだメジャーにはなっていませんでした。
 
 B-737は当時は主脚が短いためストレッチは無理だと言われていましたが、 DC-9は短いのから長いのまでいろいろありました。
 
 SASのDC-9は21型で長さは10型と同じです。座席
 
数は90席、オールエコノミーだと横5席だから18列になります。
 
 このSASのDC-9にはチューリヒからコペンハーゲンまで乗った事が有りましたがガラガラ状態でした。
大幅に遅れたのでレンタカーの手配が心配でしたが連絡をしてくれたのでなんとか借りられ、市内に1泊翌日は早朝に出発、フェリーでスエーデンに渡り基地公開に行った思い出が有ります。
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 イベリア航空のDC-9は32型でした。
 
 これは20型をストレッチして座席数を115席にしたものです。
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 イネエックス アドリア航空(旧ユーゴスラビア)はさらに延長をして座席数を172席にしたものです。
 
 ここまで長くなると主翼から前はエンジン音がほとんど聞こえなくなり快適な空の旅が楽しめます。
特に離陸上昇中は静かです。
 速度がおおきくなると空気抵抗の摩擦音が気になりますが、主翼にエンジンがついている機体に比べると比べ物になりません。
 しかし後部のエンジンの真横は音と振動が大きいのが難点です。
 
 ストレッチタイプのもう一つの利点はワイドボデイ機に比べると窓側座席の確率が高いことです。
写真を撮りたい人には最適ですが今年度でJ社から引退するのは残念です。
 
 なお手前の黒黄チェッカーのワーゲンのバンはフォロミーカーでランプタクシーウェイを先導してスポット迄行きマーシャラーが降りて誘導をしていました。
 ドイツ、東欧圏の空港で見かけました。成田見たいに複雑な誘導路が有る所では有効な手段と思うのですがね。
 
 
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 1982年のデュッセルドルフその2はLTUのL-1011です。
 
 この頃のLTUはL-1011でドイツからリゾート地へチャーター便をL-1011で飛ばしていました。
 
 今はエアベルリンへ吸収されてしまいましたが、何機かのA-330には尾翼にLTUの文字が入っているようです。
 
 L-1011は通常型と長距離タイプのー500も使われていました。
 
 空港でハンドリングを見ていたら手荷物はコンテナーを使わず前方貨物室へもベルトコンベアーを使用してバラ積みしていました。手荷物係員はさぞ大変だったでしょうね。
 
 コンテナーを使用しない理由はコンテナーの重さをけちる、コンテナーの購入費用をけちる、地上設備投資(ハイリフトローダー)をけちるなどが考えられます。
 その分付けが手荷物係員に廻るわけです。
 
 しかしベルトコンベアーはどこの空港にもあるので辺鄙なリゾート地へも飛んで行けたでしょう。
 
 現在はほとんどの空港がコンテナー扱いが標準になっていると思いますが。
 
 なおLTUのL-1011通常型はPSA発注のキャンセルされた3号機を購入したため、前脚後ろにカヌー型の出っ張りがついています。
 これはPSAが前方貨物室を客室仕様にした為ノーズギアーが出なかった時の乗客を保護するための緩衝材だそうです。
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 今日は午後に予定されていたエーデルワイスのチャーター便を撮りに福島空港へ行って来ました。
 
 午前中は梅雨前線の北側の外れの高層雲で多少太陽が隠れましたが午後には前線も南下して、すっきりとした青空になりました。
 
 そんな中降りてきたエーデルワイスのA-330の赤白の塗装は青空や山の緑に良く映えて綺麗でした。
 
 欲を言えばウィングレットの外側にも塗装をして欲しかったです。
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